六曜の意味と順番は?大安・仏滅など6つの読み方、旧暦の月と日から計算する方法、2026年11月の大安と友引の火葬場休業までを解説

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カレンダーや手帳の日付の横に、「大安」や「仏滅」といった言葉が小さく書かれているのを見たことがある人は多いと思います。結婚式は大安がよい、お葬式は友引を避ける、といった話を聞いたことはあっても、6つの言葉がどんな順番で並び、どうやって決まっているのかまでは、意外と知らないのではないでしょうか。

この記事では、六曜の意味と順番、決まり方を順に紹介します。旧暦から六曜を計算する方法や、2026年11月の具体的な日付、友引と火葬場の休業日の関係まで、順番に見ていきましょう。

目次

六曜とは?6つの順番と読み方

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まずは、六曜がどのような6つの言葉からなり、どんな順番で並んでいるのかを確認します。いつごろ日本に伝わり、どのように広まったのかもあわせて見ていきますね。

先勝から赤口まで6つの順番

六曜(ろくよう)は、暦に書き込まれる日の吉凶の注記である「暦注(れきちゅう)」の一つです。国立国会図書館の電子展示「日本の暦」によると、現在の六曜は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つで、この順番で日ごとにくり返していきます。

それぞれの読み方は、一つに決まっていないものが多いのが特徴です。同じ電子展示では、先勝は「せんしょう」「せんかち」「さきかち」、友引は「ともびき」「ゆういん」、先負は「せんぷ」「せんぶ」「せんまけ」「さきまけ」と読むと紹介されています。大安は「たいあん」「だいあん」、赤口は「しゃっく」「じゃっく」「しゃっこう」「じゃっこう」「せきぐち」と、さらに多くの読み方があります。

その中で、仏滅だけは「ぶつめつ」という読み方しか挙げられていません。Wikipediaの「六曜」の項目でも、ほかの六曜には読み方が複数あるのに対して、仏滅は「ぶつめつ」としか読まれないと書かれています。読み方に迷ったときは、先勝は「せんしょう」、先負は「せんぷ」、赤口は「しゃっこう」または「しゃっく」と読めば、一般的には通じるでしょう。

6つの順番を覚えるときは、「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」と声に出してくり返してみるのがおすすめです。先勝と先負が「勝つ」と「負ける」で対になっていて、その間に友引が入る、と考えると前半の3つは覚えやすくなります。後半は、仏滅のあとに大安が来て、最後が赤口という流れです。

なお、六曜は「六輝(ろっき)」と呼ばれることもあります。Wikipediaの解説では、六輝や宿曜という呼び名は、日曜日や月曜日などの七曜と混同しないように明治以降に作られた名前だという説明です。カレンダーによって「六曜」と書かれていたり「六輝」と書かれていたりしても、指しているものは同じだと考えてよいでしょう。

カレンダーへの載せ方もさまざまです。Wikipediaでは、漢字2文字でそのまま書き添える形がもっとも多いものの、大安だけを赤い文字にしたり、丸などの記号で大安だけを示して、ほかの六曜は載せなかったりするカレンダーもあると紹介されています。手元のカレンダーに六曜が見当たらない場合は、もともと載せていないデザインなのかもしれません。

14世紀に伝わり幕末以降に広まった

六曜はいつから日本で使われているのでしょうか。国立国会図書館の「日本の暦」では、六曜は14世紀ごろに中国から日本に伝えられたものの、広く行われるようになったのは幕末以降のことだと説明されています。時代とともに名前や順序も移り変わってきたそうです。

北九州市立図書館が国立国会図書館のレファレンス協同データベースに登録した回答でも、六曜は14世紀に中国から伝わり、今の形では江戸時代後期の天保(1830〜1844年)のころから使われるようになったとされています。この回答では、参考資料として安藤宣保の『六曜を考える』と『日本大百科全書』が挙げられていました。

もとになった中国の占いについては、Wikipediaの「六曜」の項目にくわしい整理があります。それによると、六曜は中国の「六壬(りくじん)」という占いが変化したものと一般に考えられていて、唐の李淳風が考案したとされる「六壬時課」は、日ではなく時刻の吉凶を占うものでした。そこには大安、留連、速喜、赤口、将吉、空亡という6つの言葉が挙げられています。

日本で現在と同じ6つの名前がそろって確認できるのは、もう少しあとのことです。同じ項目では、研究者の調査によると、延享4年(1747年)に編まれたと思われる『万暦両面鑑』が、現在と同じ六曜の初見だと紹介されています。江戸時代末期の『安政雑書万暦大成』で、現在とほぼ同じ吉凶の解釈が出そろったとされています。

明治時代に入ると、六曜を取り巻く状況は大きく変わりました。国立天文台の暦Wikiによると、明治の改暦では、暦の中段と下段に書かれていた吉凶の暦注は迷信にすぎないとして廃止されています。ところがWikipediaの解説では、暦注の廃止は人々の反発を招き、1882年ごろから「オバケ暦」と呼ばれる暦注入りの民間の暦が出回るようになったという説明です。

こうした流れの中で、六曜はかえって重視されるようになったともいわれています。江戸時代には数ある暦注の一つにすぎなかった六曜が、ほかの暦注が表舞台から消えたことで目立つようになった、という見方です。今でもカレンダーに六曜だけが残っているのは、こうした歴史の積み重ねによるものなのかもしれません。

大安・仏滅など6つの意味

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次に、6つの六曜がそれぞれどんな日とされているのかを見ていきます。国立国会図書館の電子展示で示されているのは、意味の解釈はさまざまで、どれが正しいという基準はないとしたうえで、一般的な解釈です。

前半の3つは時間帯で吉凶が変わる

前半の3つは、先勝、友引、先負です。国立国会図書館の「日本の暦」によると、先勝は急ぐことが吉とされる日で、午前は吉、午後は凶とされています。Wikipediaの解説では、「先んずれば即ち勝つ」という意味で、急用の処理や訴訟によい日とされていると紹介されています。用事は午前中に済ませるのがよい、という考え方です。

友引は、文字どおり「友を引く」とされる日です。同じ電子展示では、祝い事はよいものの、葬式などの凶事を忌む日とされ、朝と夕方は吉、正午は凶などと説明されています。結婚式の引き出物を友引に発送する人がいる、という話がWikipediaで紹介されているのも、「幸せを友に分ける」という受け止め方からきているようです。

先負は、何事も控えめにして平静を保つ日とされています。国立国会図書館の説明では、午前は凶、午後は吉で、先勝とは午前と午後の吉凶が逆になっていました。Wikipediaでは「先んずれば即ち負ける」という意味で、急用や争い事は避けたほうがよいとされる日だと紹介されています。

ここで、3つの時間帯の吉凶を並べてみましょう。先勝は午前が吉で午後が凶、友引は朝と夕方が吉で正午が凶、先負は午前が凶で午後が吉です。同じ日の中でも時間帯によって吉凶が分かれているのが、前半の3つの特徴だといえます。六曜を気にする人が、結婚式の開始時刻を午前にするか午後にするかで迷うのは、この時間帯の考え方があるためです。

ただし、国立国会図書館の電子展示が述べているように、これらはあくまで一般的な解釈の一つです。時間帯の区切り方や吉凶の説明は、資料によって細かく異なることがあります。どれか一つの説明を絶対のものとして受け止めるより、そういう言い伝えがある、という程度に知っておくのがよいでしょう。

もう一つ知っておきたいのは、友引の意味が時代とともに変わってきたことです。Wikipediaの解説によると、友引はもともと「留連(立連)」を原義とし、勝負の決着がつかない「共引き」の意味だったとされています。葬儀を避けるという考え方は、陰陽道の「友曳(ともびき)」という別の暦注と、音が同じことから混同されたものとみられているそうです。

後半の3つと大安が好まれる理由

後半の3つは、仏滅、大安、赤口です。国立国会図書館の「日本の暦」によると、仏滅は万事に凶とされる日ですが、葬式や法事は構わないとされています。六曜の中でもっとも凶の日とされるため、結婚式などのお祝い事を避ける人が多い日です。Wikipediaでは、仏滅に料金の割引を行う結婚式場もあると紹介されています。

大安は、万事に大吉とされる日です。同じ電子展示では、とくに婚礼によい日とされています。Wikipediaの解説では、「大いに安し」という意味で、六曜の中でもっとも吉の日とされ、婚礼や上棟式などの日取りに選ばれることが多いと説明されています。自動車の納車日や、建物の着工日を大安にする人も少なくないそうです。

赤口は、凶日とされる日です。国立国会図書館の説明では、とくに祝い事は大凶とされ、火の元や刃物に注意する日とされています。時間帯については、正午は吉で、朝と夕方は凶とされています。Wikipediaでは、午の刻にあたる午前11時ごろから午後1時ごろまでだけが吉で、それ以外は凶だという紹介です。

赤口の由来については、陰陽道の「赤舌日(しゃくぜつにち)」と「赤口日」がまじって六曜の一つになったといわれています。Wikipediaの解説によると、どちらも訴訟や契約を避けるべき日とされていたそうです。「赤」という文字から、火や血を連想させるものに注意する日と受け止められてきた、という説明もあります。

こうして6つを並べてみると、一日中よいとされるのは大安だけで、一日中よくないとされるのは仏滅です。ほかの4つは、時間帯によって吉と凶が分かれています。お祝い事の日取りを考えるときに大安が人気を集めるのは、時間帯を気にしなくてよい分かりやすさもあるのかもしれません。

一方で、六曜の吉凶をどこまで気にするかは人それぞれです。国立国会図書館の電子展示が、意味の解釈はさまざまでどれが正しいという基準はない、と明記している点は覚えておきたいところです。日取りを決めるときは、六曜を一つの目安として知りつつ、参加する人の予定や都合とのバランスで考えるのが現実的でしょう。

言葉の由来についても少し触れておきます。Wikipediaの解説によると、大安は「泰安」が元になっているとされ、仏滅については「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」ともいわれるそうです。同じ仏滅でも、物事がいったん滅んで新しく始まる日として、かえって物事を始めるのによい日だとする解釈もあると紹介されています。

名前の「仏」は仏教と関係ある?

仏滅や友引という名前を見ると、仏教と関係がありそうに感じるかもしれません。けれどもWikipediaの「六曜」の項目では、仏滅や友引など仏事と関連があるように見える言葉は当て字によるもので、仏教との関係はないという説明です。仏教ではむしろ、占いを盲信して本質がおろそかになることを戒めているとされています。

仏滅という名前の成り立ちについては、次のような説が紹介されています。もとは「虚亡」「空亡」と呼ばれ、勝負なしという意味だったものが、すべてがむなしいと解釈されて「物滅」と呼ばれるようになり、さらに仏の功徳もないという意味に転じて「仏」の字が当てられた、というものです。ただし、史料の上では「仏滅」の表記のほうが早く現れるという指摘もあり、成り立ちには議論があるようです。

仏滅という字から、お釈迦さまが亡くなった日だと思われることも多いのですが、これも誤解だとされています。Wikipediaの解説では、お釈迦さまが亡くなったとされる2月15日が旧暦で必ず仏滅になるのは、偶然そうなっただけだと説明されています。2月1日が友引から始まるため、2月15日はちょうど仏滅にあたるのです。

先負についても、名前と意味が後から結びついた例があるといわれています。同じ項目によると、先負はかつて「小吉」と書かれて吉日とされていたものの、字面につられて現在のような解釈がされるようになったそうです。文字の印象によって吉凶の受け止め方が変わってきた、というのは六曜全体に見られる特徴だといえるでしょう。

仏教の宗派の中には、六曜にこだわらない立場をはっきり示しているところもあります。Wikipediaでは、浄土真宗では親鸞が和讃の中で日の吉凶を選ぶことはよくないと説いていて、迷信や俗信を否定しているという紹介です。友引でも葬儀を行う宗派がある、という説明もあわせて書かれています。

X(旧Twitter)でも、六曜は仏教と関係がないので友引に葬式をしても問題ない、と身近なお寺の方から聞いたという投稿(Xの投稿)や、仏滅には「物滅」という読み替えもあると前向きにとらえる投稿が見られます(Xの投稿)。名前の印象だけで判断せず、成り立ちを知っておくと、日取りの相談をするときにも落ち着いて話ができるのではないでしょうか。

六曜はどうやって決まる?

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六曜は、ただ6日ごとにくり返しているわけではありません。ここでは、旧暦の日付との関係と、自分で六曜を計算する方法、そしてカレンダーの上で六曜が飛ぶ理由を見ていきます。

旧暦の1日ごとにリセットされる

六曜の決まり方でいちばん大切なのは、旧暦の月の1日に、どの六曜から始まるかが決まっていることです。レファレンス協同データベースに登録された回答によると、六曜は先勝から赤口までの順番で月の中を循環しますが、月が変われば、月の初めには必ず決まった六曜が割り当てられます。

その割り当ては次のとおりです。旧暦の1月1日と7月1日は先勝、2月1日と8月1日は友引、3月1日と9月1日は先負です。4月1日と10月1日は仏滅、5月1日と11月1日は大安、6月1日と12月1日は赤口となります。国立国会図書館の「日本の暦」にも、同じ基準日が表にまとめられています。

ここで使われている「旧暦」は、月の満ち欠けをもとにした太陰太陽暦のことです。旧暦では、新月にあたる朔(さく)の日を月の1日とします。月の満ち欠けの周期は約29.5日なので、旧暦の1か月は29日か30日になり、30日の月を「大の月」、29日の月を「小の月」と呼びます。

和歌山県の人権啓発のページでも、六曜のしくみが分かりやすく説明されており、旧暦の1月1日は先勝から始まり、2月1日は次の友引から、3月1日はさらに次の先負から始まって、順番に日を当てはめていくそうです。その月の末日で循環は打ち切りとなり、次の月からまた新しく六曜が始まるという単純な配列だと書かれています。

閏月がある年には、もう一つ決まりがあります。Wikipediaの「六曜」の項目によると、閏月の1日の六曜は、前の月と同じになるという説明です。たとえば閏6月があれば、その1日は6月1日と同じ赤口から始まるわけです。閏月は2〜3年に一度入るので、年によってはこの決まりが関わってきます。

このしくみから分かるのは、六曜は占う人の考えで決まるものではなく、旧暦の日付から機械的に決まるということです。同じ日付の六曜が、どのカレンダーを見てもそろっているのも、そのためだといえるでしょう。逆に言えば、旧暦の日付さえ分かれば、誰でも六曜を確かめることができるのです。

よく誤解されるのは、新暦の月の1日には決まりがないという点です。たとえば2026年10月1日は旧暦の8月21日にあたり、8+21=29を6で割った余りが5なので仏滅でした。Xでも、10月24日(土)の暦として「六曜は仏滅」と伝える投稿が見られます(Xの投稿)。新暦の日付だけを見て六曜を予想しても当たらないのは、このためです。

月と日を足して6で割る計算

旧暦の日付から六曜を求めるには、簡単な計算方法があります。Wikipediaの「六曜」の項目では、旧暦の月の数字と日の数字を足して6で割り、その余りで六曜が決まると紹介されています。余りが0なら大安、1なら赤口、2なら先勝、3なら友引、4なら先負、5なら仏滅です。

実際に、2026年10月26日で試してみましょう。国立天文台の暦要項によると、2026年は10月11日に朔を迎えています。この朔を含む月が旧暦の9月にあたるので、10月11日が旧暦の9月1日、10月26日は旧暦の9月16日になります。9と16を足すと25で、6で割ると4余り1です。余りが1なので、この日は赤口だと分かります。

同じ方法で、旧暦の年中行事の六曜も確かめられます。Wikipediaでは、旧暦の1月1日は1+1=2で余り2なので先勝、旧暦の3月3日は3+3=6で余り0なので大安になるという紹介です。旧暦の行事は毎年同じ六曜になるわけです。旧暦の8月15日の十五夜は、8+15=23で余り5なので、いつも仏滅になります。

この計算がなぜ成り立つのかも、確かめておきましょう。旧暦の1月1日は先勝で、1+1=2の余りは2です。2月1日は友引で、2+1=3の余りは3になります。月が一つ進むごとに、月の初めの六曜も一つずつ進むので、月と日を足した数で六曜が決まる、というしくみです。7月からは同じ並びがもう一度くり返されます。

計算するときに注意したいのは、旧暦の日付を正しく知る必要があることです。旧暦の1日は朔の日で、朔の日付は国立天文台が毎年公表している暦要項で確認できます。2026年の暦要項では、9月11日、10月11日、11月9日が朔という説明です。朔から数えれば旧暦の日付が分かり、そこから六曜も求められます。

ただし、旧暦の月の番号を決めるには、二十四節気の中気がどの月に含まれるかという決まりも関わってきます。閏月が入る年は月の番号がずれるため、自分で計算するときは、旧暦の日付を併記したカレンダーで答え合わせをしておくと安心です。あくまで仕組みを理解するための方法として使うのがよいでしょう。

ほかの行事も見てみましょう。Wikipediaによると、旧暦の5月5日の端午は5+5=10で余り4なので先負、旧暦の7月7日の七夕は7+7=14で余り2なので先勝です。旧暦の9月13日の十三夜は9+13=22で余り4なので先負になると紹介されています。

カレンダーで六曜が飛ぶ理由

新しいカレンダーをめくっていると、六曜の順番が途中で飛んでいる日があることに気づくかもしれません。これは、旧暦の月が変わる日に、六曜がリセットされるためです。Wikipediaの「六曜」の項目では、こうした飛び方から、前の月が30日ある月だったか29日の月だったかまで分かる、と説明されています。

2026年10月を例に見てみましょう。10月10日は旧暦の8月30日で、8+30=38の余りが2なので先勝です。順番どおりなら次の日は友引になるはずですが、翌日の10月11日は旧暦の9月1日なので、9月1日の決まりにしたがって先負から始まります。カレンダーの上では、友引が1つ飛ぶことになるわけです。

この場合、前の月の旧暦8月は、9月11日の朔から10月10日までの30日間で、大の月でした。Wikipediaの説明でも、六曜が1つ飛ぶ場合は、通常の月の1日で前の月が大の月だったときにあたるとされています。30日まである月では、月末までに六曜が5周して先勝で終わるため、次の月の最初の六曜との間に1つ分の空きができるのです。

次に、2026年11月を見てみます。国立天文台の暦要項では、11月9日が朔なので、この日が旧暦の10月1日です。前日の11月8日は旧暦の9月29日で、9+29=38の余りが2なので先勝でした。翌11月9日は10月1日の決まりで仏滅から始まるので、今度は友引と先負の2つが飛ぶことになります。

旧暦9月は10月11日から11月8日までの29日間で、小の月でした。Wikipediaでも、六曜が2つ飛ぶのは、通常の月の1日で前の月が小の月だったときだと説明されています。月が29日で終わると、本来30日目に来るはずだった六曜の分だけ、空きが1つ増えるわけです。

こうした飛び方があるため、新暦のカレンダーだけを見ていると、六曜が不規則に並んでいるように感じられます。Wikipediaでは、旧暦と新暦が対応しないことが六曜に神秘性を与え、冠婚葬祭で六曜を気にかける一つの要因になっているともいわれているという紹介です。しくみを知っておけば、飛び方にも納得がいくのではないでしょうか。

逆に、六曜がまったく飛ばずに長く続くこともあります。Wikipediaによると、六曜が59日あるいは60日続いている場合は、前の30日が通常の大の月で、後ろの29日か30日が閏月にあたるとされています。閏月の1日は前の月と同じ六曜から始まるため、30日の月のあとでは途切れずにつながって見えるわけです。

2026年秋の六曜と暮らしの関わり

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最後に、ここまでのしくみを使って2026年11月の六曜を具体的に確かめ、友引と火葬場の休業日の関係や、六曜との付き合い方についても見ていきます。

2026年11月の大安と七五三

2026年11月の大安がいつになるのか、ここまでの計算方法で確かめてみましょう。旧暦9月は10月11日から始まり、9月の1日は先負なので、9月3日が大安です。そこから6日ごとに大安が来るため、旧暦9月の大安は3日、9日、15日、21日、27日で、新暦では10月13日、19日、25日、31日、11月6日にあたります。

11月9日からは旧暦10月が始まり、10月1日は仏滅です。そのため、旧暦10月の大安は2日、8日、14日、20日、26日になり、新暦では11月10日、16日、22日、28日、12月4日となります。まとめると、2026年11月の大安は、6日、10日、16日、22日、28日の5日間だと計算できます。

注意したいのは、11月6日と11月10日の間が4日しかないことです。ふつうは大安から次の大安まで6日あきますが、11月9日に旧暦の月が変わって六曜が2つ飛ぶため、この期間だけ間隔が短くなっています。六曜を気にして予定を立てる人にとっては、知っておくと便利なポイントかもしれません。

同じように、11月15日の七五三の六曜も計算できます。11月15日は旧暦の10月7日で、10+7=17を6で割ると2余り5なので、仏滅になります。Xでも、2026年の11月15日は仏滅に重なるとして、七五三は仏滅でもよいのかを話題にする投稿が見られます(Xの投稿)。2026年は日曜日にあたるため、なおさら気になる人もいるのでしょう。

七五三のお参りは、11月15日にこだわらず、前後の都合のよい日に行う家庭も多い行事です。仏滅を気にする場合は、15日の前後で大安にあたる11月10日や16日を選ぶ、という考え方もできます。一方で、六曜は神社の祭礼や神道の教えとは別の暦注なので、気にせずに15日にお参りするという選択ももちろんあり得ます。

ここで紹介した日付は、国立天文台の暦要項の朔の日付をもとに、記事の中で計算したものです。予定を決める前には、六曜入りのカレンダーや手帳で答え合わせをしておくと安心でしょう。とくに12月以降は、旧暦の月の大小によって並びが変わるので、同じように一つずつ確かめてみてください。

12月の初めにも、同じような変化があります。国立天文台の暦要項では、次の朔は12月9日なので、旧暦10月は11月9日から12月8日までの30日間です。12月8日は旧暦10月30日で、10+30=40の余りが4なので先負になり、翌12月9日は旧暦11月1日の決まりで大安から始まります。そのため、12月4日の大安の次は、5日後の12月9日に大安が来ることになります。

友引と火葬場の休業日

六曜が暮らしにいちばん直接関わってくる場面の一つが、火葬場の休業日です。友引に葬儀を避ける習慣があることから、友引を休業日にしている火葬場が今もあります。お葬式の日程を考えるときには、六曜を気にするかどうかにかかわらず、この点を知っておく必要があります。

たとえば群馬県の高崎市斎場では、休場日を1月1日から2日と友引の日としていて、友引の日は通夜式や通夜での利用はできるという案内です。富山市でも、富山市斎場、北部斎場、婦負斎場の休業日は1月1日と友引の日で、大沢野斎場の休業日は1月1日のみとされています。同じ市の中でも、斎場によって扱いが違うことが分かります。

横浜市の市営斎場では、友引の日を機器点検のための休場日としつつ、一部の斎場は開場していると案内されており、1月1日と2日は全斎場が休場で、春分の日と秋分の日は周辺道路が混雑するため、久保山斎場と南部斎場が休場になるそうです。友引の休場も、慣習だけでなく設備の点検日として位置づけられているわけです。

一方で、友引の休業をやめた自治体もあります。宮崎県都城市は、以前は1月1日と、慣習などの理由から友引の日を休業日にしていましたが、葬儀の日程が延びて遺族の負担が増える状況があったため、平成28年度から休業日を1月1日のみとし、友引の日も開場して火葬業務を行っていると説明していました。

Wikipediaの「六曜」の項目でも、火葬場での友引の休業を廃止する自治体が増えているという紹介です。注記では、少子高齢化にともなって都市部を中心に火葬の需要が増えていることが理由になっている場合もあるとされています。友引の休業の扱いは、地域によって大きく異なるのが現状だといえるでしょう。

もしものときに慌てないためには、住んでいる地域の火葬場の休業日を、自治体の公式サイトで確認しておくのが確実です。実際の日程は葬儀社と相談しながら決めることになりますが、友引が休業日かどうかで、通夜や告別式の日取りが1日変わることもあります。六曜を気にしない家庭でも、火葬場の予定には六曜が影響しうる、という点は覚えておきたいところです。

高崎市斎場の案内では、火葬の予約は希望日の前日の午後4時までに行い、休場日は予約できないとされています。友引の翌日は予約が集中しやすいと考えられるので、日程の相談は早めに始めておくとよいでしょう。

六曜を気にするか迷ったときは

六曜をどこまで気にするかは、最終的には一人ひとりの考え方しだいです。ただ、公的な機関がどのような立場をとっているかは、判断の参考になるでしょう。和歌山県の人権啓発のページでは、六曜は日の吉凶を示す迷信で、文字によって縁起をかついだものであり、科学的根拠はないという説明です。

同じページでは、大安の日に結婚する自由もあればしない自由もあり、友引の日にお葬式をする自由もしない自由もあってしかるべきで、自分自身の判断で行動することが必要だと書かれています。昔からしていることだから、誰もがしていることだから、と疑問を持たずに受け入れてしまうと、間違いに気づかなくなりがちだという指摘もありました。

Wikipediaの「六曜」の項目では、行政をはじめとする公共機関が作るカレンダーでは六曜を使わず、掲載を取りやめるよう指導している機関もあるという紹介です。根拠のない迷信であることや、無用な混乱を避けることなどが理由とされています。自治体のカレンダーに六曜が載っていないことが多いのは、こうした考え方によるものです。

一方で、現代でも冠婚葬祭の日取りを決めるときに六曜を意識する人がいるのも事実です。Wikipediaの解説では、自分たちは気にしないものの、親や祖父母、式場のスタッフに言われたから、参加者に非常識だと思われないように、といった理由で六曜を考慮するケースもあると紹介されています。

家族の中で考え方が分かれたときは、六曜のしくみや成り立ちを共有したうえで、お互いの気持ちを確かめながら決めるのが穏やかな方法でしょう。仏滅の日は式場が予約しやすいなど、現実的な事情を話し合う材料にすることもできます。

六曜は、旧暦の日付から機械的に決まる暦注で、その吉凶の解釈にはさまざまな説があります。そうした背景を知ったうえで、気にするか、気にしないか、どの程度まで考慮するかを自分たちで選ぶことが大切です。大事なのは、日取りそのものより、集まる人たちが気持ちよく過ごせることなのかもしれません。

暦の吉凶をめぐる議論は、今に始まったものではありません。Wikipediaでは、明治の改暦の際に福澤諭吉が『改暦辨』の中で、これまでの暦には吉凶が記されていたために、婚礼の日を延ばしたり、暑い季節に葬礼の日を延ばしたりする不都合があったと述べていたことが紹介されていました。150年ほど前から、日取りと暮らしの事情との折り合いが話題になっていたことが分かります。

まとめ

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六曜の意味と順番について、この記事で見てきたポイントを振り返ります。

  1. 六曜は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に並ぶ暦注で、14世紀ごろに中国から伝わり、広まったのは幕末以降とされる
  2. 一日中吉とされるのは大安、一日中凶とされるのは仏滅で、ほかの4つは時間帯によって吉凶が分かれる
  3. 仏滅や友引の名前は当て字で、仏教とは関係がないと説明されている
  4. 六曜は旧暦の月の1日ごとに決まった六曜から始まり、旧暦の月と日を足して6で割った余りでも求められる
  5. 2026年11月の大安は6日、10日、16日、22日、28日で、友引を休業日にする火葬場があるかどうかは地域によって異なる

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この記事を書いた人

さまざまな占いの考え方や楽しみ方、関連する読みものを案内する編集室です。解釈の違いを尊重し、日常を振り返るヒントとして紹介します。

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